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自分の腐った感情を、この忍は受け止めてくれた。
そこにあるのが単なる忠誠心だけではないということも、今はわかっていた。
全てを晒してしまった高耶にとって、この男の前ではもう飾る必要が無い。
感謝をしたり、謝罪をしたりするべきだろうか。
でも彼はそれすら拒みたくてこの姿を選んでいるのではないか。
ならもう言葉はいらない。
お互いの温かみだけを感じてじっとしていると、心が自然に還っていくようだ。
スウェードのように光る鼻筋を撫でると、小太郎は嬉しそうに喉を鳴らした。



blazing sparks "敬" ≪≪
  ≫≫ blazing sparks "blaze up"

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